2020年末の富士山
コロナ禍の2020年もいよいよ終わりに近づきました。
お変わりなくお過ごしですか。
感染力の強いコロナウィルス変異種があらわれ、すべての国からの入国が禁止となり、
年末にかけて国内の感染者も急増しています。
この一年、富士山の見えるところに住んでいるおかげで、富士山の写真を撮るのが唯一の楽しみで過ごしてきました。
今年は冬になっても富士山の雪が少ない。とても少ないのです。
先月から関東地方は雨がほとんど降らないから、富士山に雪も降らなく、一度降った雪もとけて、雪がどんどん少なくなっています。千葉県では水不足になっているところもあります。
12月27日の富士山です。
これは2019年12月24日の富士山。例年、この季節、これくらいの雪化粧はしているのです。↓
先日、変わった、これまでみたこともないような富士山の雪をみました。
山頂の雲が移動してくれなかったのですが、雪が南東斜面にのみ積もって、ベロのように伸びていたのです。どうしてここだけに積もったのでしょうか。
12月16日の朝
翌日17日の朝、山頂の雲が消えていることを願って、海に行きましたが、まだ雲がありました。
12月18日の朝、やっと雲がとれてたけど、雪は少しうすくなってました。
12月23日の朝、雪はどんどん消えていってますが、下の方にはまだ消えずに残っているのはなんででしょう。あのあたりの方が中腹より気温は高いはずなのに。
そして昨日12月27日にはほとんど雪はなくなっていました。
今日、富士吉田からの富士山は雪がふえていると天気予報でいってました。
晴れたら、白い富士山が見えるでしょうか。
2020年が明けたとき、世界がこんな風になるなんて、だれが思っていたでしょうか。
昨日、NHKスペシャルで感染源をたどるという番組がありました。
やはりもっと早く武漢封鎖をするべきだったといっていました。
情報公開がいかに大事か、ということがわかります。
すべての国からの入国を禁止する。まるで鎖国の時代に戻ったようなことが21世紀に起こるなんて。
思い起こすのは、生物大絶滅の時代は繰り返すということです。
それは気候変動であったり、巨大隕石の地球への衝突であったり。
今、人類である生物はウィルスと戦っているわけですが、ワクチンで勝てるのでしょうか。ワクチンは安全なのでしょうか。
悩ましい2020年の暮です。
今年は菅政権が発足して真っ先にしたことは日本学術会議会員6人の任命拒否です。
それはどういうことか。
その6人はさきざき政府のすることに反対するかもしれないから、先手を打って任命拒否したということらしいです。
まだ反対しているわけではないのに、その人のこころのうちに踏み込んだ行為で、
それは思想、心の中にまで権力が介入したことになる。
戦後のレッドパージよりも恐ろしい。
なぜなら先頭きって、政府が思想弾圧にのりだしたからだそうです。
BSTBSの「報道1930」で保坂正康さんが話していました。
香港の情勢もつらいです。
勇気をもって、自由のために声をあげた人たちが逮捕されていき、法律の前で人々は
なす術もない。
これをよその国のことだから、とみていられない今の日本です。
「権力は想像力を奪う」という言葉。
私たちは想像力を奪われていないか。
来年が明るい年になりますように!
白い富士山をはやくみたいです。